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のらりーパーソン〜きくっちの日記〜

【経験者が語る】民間企業の就活と公務員受験は両立できる?

こんにちは。

のら猫のように生きるサラリーパーソン,「のらりーパーソン」きくっちです。

 

201931日は,経団連ルール上の就職活動解禁日。

民間企業がよいか公務員がよいか,悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

 

私は国家公務員,地方公務員,民間企業で仕事をした経験があります。

今回は,「民間企業の就活と公務員受験は両立できるか?」についてです。

【目次】

【結論】

結論からいうと,就活と公務員受験の両立は難しいと思います。

ただし,かなり前から準備よく公務員受験対策を行い,就活をセーブすれば,両立可能かもしれません。

 

私は就活と公務員受験は別のタイミングで行いましたが,どちらもタフでハードな経験であり,両立に挑んでいたら両方ダメだったと思います。

【私の就活】

大学3年生の9月頃から約100社に資料請求を行い,約50社にエントリーシートを提出。

30社の面接試験を受け,最終段階まで残ったのは3社,最終合格は1社(いちおう第1志望の新聞業界)

「もう今シーズンは無理かな?」と思った時期もあり,精神的・体力的に相当きつかったです。

 

小学生の頃から寝坊が1度もないのが自慢でしたが,ある面接試験では生まれて初めて寝坊し,すっぽかしてしまいました。

お酒に強いのも自慢で,酔いつぶれて記憶をなくしたことなど1度もなかったのに,人生初の不覚をとったのも就活時期のことです(笑)

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私が就活生としてあまり優秀でなかったこと,当時は就職氷河期であったことを差し引いても,就活は心身ともに消耗が激しく,中途半端な覚悟では厳しいと思います。

【私の公務員受験】

公務員試験対策は,全日制の公務員予備校に8ヶ月間通いました。

1志望は,倍率40倍の地方公務員(政令指定都市・上級事務職)で,1,000人申し込んで最終的に25人が合格するイメージ。

 

公務員の試験科目は「一般教養」「専門科目」にわかれます。

「一般教養」は数的処理,判断推理などに苦しみ,「専門科目」は民法,刑法,労働法,マクロ経済,ミクロ経済などに苦しみました。

 

私は法学部出身ですが,民法は大学在学中に唯一落とした苦手科目(カッコわる)。

経済はまったくの初めてで,「なんじゃこりゃ〜!」「ぜんぜんわからん!」「ノーッ!」と本当に叫んでいました(笑)

 

しかし,朝から晩まで勉強すること6ヶ月,どの模擬試験でも7割くらい得点できるようになり,本番では国家Ⅰ種試験は落ちましたが,運よく国家Ⅱ種と地方公務員に合格できました。

「運よく」というのは謙遜ではなく,出題される問題が少し違ったら,合格者と不合格者がけっこう入れ替わりそうな不確定要素の高い試験だからです

 

ちなみに,私は大学入試センター試験の得点率は約85%でした。

「一般教養」のベースとなる知識はあったと思いますが,「専門科目」が手ごわく,朝から晩まで集中的に勉強して6ヶ月でギリギリ。

 

どのレベルの公務員を受験するかにもよりますが,1日数時間しか勉強できない環境なら,1年以上は準備しないと厳しいと思います。

<参考>

感覚的に,旧帝大,国立大,MARCH,関関同立レベルの出身だと,一般教養に多くのリソースを注いで勉強する必要はなく,ある程度のアドバンテージはあるかなと思います。

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【両立に挑んだ友人たち】

大学時代,民間企業の就活と公務員受験の両立に挑んだ友人が2人いました。

 

2人とも法学部で,公務員の勉強は2年生頃からぼちぼち始めており,3年生では地方自治専攻のゼミに所属。

2人とも本命は公務員だったものの,合格できる保証はないことから就活も同時並行で行っていました。

 

1人は,民間企業の内定が早々に出たため,公務員試験はとりやめ。

1人は,就活で苦戦していたものの,公務員試験に合格しました。

 

就活中は相当悩みながらも,結果的に2人ともうまくいった理由は,本人の能力もさることながら,「準備が良かったこと」が一番大きいのではないかと思います。

【両立を図るには?】

「公務員志望だけど合格できるか不安」「民間の就活もした方がいい?」と悩んでいるあなた。

 

何事も「準備」が大切です。

「本番」に臨む前の「準備」で,勝負の9割方は決しています。

 

よって,悩んでいる人へのベストアンサーは,「おおむね1年以上前から準備よく公務員試験対策を行い,業種・職種等を絞りながら早期に就活をスタートすること」です

【準備期間がない人へ①】

「もう,時間がない!」「そんな,身もふたもないことを!」「なんとか助けてよ!」というそこのあなた!

方法はあります。

まず,公務員の過去問や模擬試験を受けて,現在の実力を把握しましょう!

地方公務員の過去問は公開されていないことが多く,志望する公務員組織の問題がなくてもかまいません。

「地方上級」「地方中級」「国家Ⅰ種」「国家Ⅱ種」「事務職」「技術職」など,おおよそのジャンル,レベルが一致していればOKです。

 

なぜなら,あまり知られていないのですが,公務員組織は試験問題を自前で作成していません。

(公財)日本人事試験研究センターが作成したものを使用しているため,試験問題の基本的な傾向・内容は同じなのです。

私の感覚では,国家Ⅱ種や地方上級クラスは70%得点できれば,合格見込みは70%以上。

75%得点できればまず手堅くて,6570%未満の得点率だと五分五分。

60%を切ると,かなり厳しいでしょう。

 

現状を把握しないことには,対策が立てられません。

本気で悩んでいる人は,面倒がらず問題集を買って来て,現在の実力を確認しましょう。

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【準備期間がない人へ②】

便宜上,合格見込みが「高い人(70%以上)」「微妙な人(50%)」「低い人(30%未満)」にわけます。

  • 「合格見込みが高い人」

基本,公務員志望ベースで勉強の追い込みを行い,業種・職種を絞った就活も進めましょう。

イメージとしては,公務員:民間=7:3の力の入れ具合です。

  • 「合格見込みが微妙な人」

しんどいですが両にらみ,やや就活重視のスタンスがよいでしょう。

たとえ今は公務員志望でも、公務員に固執しない方がよい理由は後述します。

イメージとしては,公務員:民間=4:6の力の入れ具合です。

 

公務員対策は,直前期に効きそうな追い込み勉強を淡々と継続する。

就活は,「有名だから,とりあえず」という企業は応募せず,「本当に行きたい企業」「入社することが目的でなく,入社してやりたいことが明確な企業」のみに絞り込みましょう。

  • 「合格見込みが低い人」

公務員はあきらめて就活に専念しましょう。

時間がない中で両立を図っても,公務員も合格せず就活も決まらず,就職浪人となる可能性が高いです。

どうしても公務員があきらめられなければ,就活が決まった後に勉強して,翌年度受験しましょう。

【公務員浪人はオススメできない】

「どうしても公務員になりたい!」と公務員浪人を何年間か続けた友人を数人見てきましたが,あまりオススメできません。

 

なぜなら,先にも少し書きましたが,公務員試験の問題は水物。

イメージ的には,上位20%は何度受験しても合格,下位20%は何度受験しても不合格,残りの60%は受験するたびに合否を行ったり来たり。

何年勉強しようが絶対に合格する保証はなく,年に1回しか受験チャンスがないのは大変なプレッシャーです。

 

さらに言ってしまうと,公務員試験の勉強など何の役にも立ちません!

社会生活ではもちろん,公務員の仕事でも役立ったためしがありません!(苦笑)

 

何年間も公務員試験の勉強をするくらいなら,たとえとんでもないブラック企業でも,そこで働いて社会人としての経験値を高めた方が100万倍価値があると思います。

 

何年間も公務員浪人をした友人たちは,「筆記試験はいくつも合格するけど,面接試験で落とされる」と話していました。

友人たちには申し訳ありませんが,一言でいうと彼らは「コミュニケーション能力が低く,覇気がない」

 

何年間も勉強漬けの日々を送るうちに,残念なことに,勉強には習熟してくるけれども,こもりがちでコミュニケーション能力が落ち,1年後に合格するかわからない不安で精神的に暗く,元気がなくなってしまうのだと思います。

 

そうなってしまっては,民間企業への就職,特に正規雇用は難しくなります。

そうなる前に,さっさと,どこでも,とりあえず就職した方が,その後のキャリアアップのためにずっといいと思います。

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【まとめ】

公務員試験は,一定の点数以上を取らないと絶対に合格できませんが,民間企業の選考基準は会社によってまったく異なり,悪く言えばいいかげんです(笑)

 

公務員試験に合格しなくても,入社させ,活躍させてくれる民間企業は山ほどあります。

最近は通年採用をしている企業も増えているので,公務員に固執せず,まずはご縁を持った組織で働いてみることをオススメします。

 

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