卒業式で学生服の第2ボタンを本命に渡す理由
いま振り返ると人生最大のモテキを逃したか!?と思うのですが(笑),中学校の卒業式後,学生服のボタン2個を女子にあげました。
【目次】
【不思議な風習】
当時,卒業する男子は,女子の求めに応じて学生服のボタンをあげる風習がありました。
今もあるのでしょうか?どなたか教えてください!(笑)
私は彼女もおらず,恋愛関係はうとい方でしたが,そのような風習の存在はなんとなく聞いていました。
【第1の女子たち】
卒業式後,男友達数人と帰ろうとしていたところ,後輩とおぼしき女子数人が寄って来ました。
「後輩とおぼしき」というのは,同級生であればわかりますが,見覚えのない女子たちだったので,「後輩なのだろう」と推測した次第です。
しかも,その後輩女子たちは,誰かに頼まれてワチャワチャ楽しんで来たような雰囲気で,告白のような切迫した雰囲気は感じられませんでした。
「ボタン,もらえませんか?」と言うので,「明日からこの学ランも着ないし,いいか」と考えて,「はいよ」と一番上の第1ボタンをブチッとちぎって渡しました。
男友達数人に「ヒューヒュー!」と冷やかされるのが恥ずかしくてイヤでした(苦笑)
【第2の女子たち】
家に向けて男友達数人と歩いていると,べつの後輩とおぼしき女子数人が追いかけて来ました。
例によって,ワチャワチャした代理の雰囲気。
「ボタン,もらえませんか?」と言うので,上から2番目の第2ボタンをブチッとちぎろうとして,「待てよ?」と一瞬思いとどまりました。
とんと恋愛にうとい私でも,「第2ボタンは特別な意味がある」「第2ボタンは本命に渡すもの」という話を聞いたことがあったからです。
【第2ボタン伝説】
なぜ,第2ボタンは本命に渡すのでしょう?
順番から言えば,やっぱり「第1ボタン」が「第1夫人」「正室」的な雰囲気がしますが……(笑)
しかし私は意中の本命がいるわけでもなく,「あえて第2ボタンを残す必要はないか?」「まあ,上から順番でいいか!」と考えて,「はいよ」と第2ボタンをブチッとちぎって渡しました。
後輩女子たちは,なにやら喜びの声をあげているようでしたが,男友達数人に「おお,第2ボタン渡しちゃったよ?」「ヒューヒュー!」と冷やかされるのがイヤで,足早にその場を立ち去りました。
【まとめ】
なぜ第2ボタンを渡すのか調べたところ,以下の説があるようです。
- 第1ボタンは自分,第2ボタンは大切な人の意味
- 第2ボタンは心臓に近い,ハートをつかむ意味
- 学ランは第1ボタンを外し,第2ボタンを触ることが一番多い
- 戦時中,出征兵士が,第1ボタンを外すとだらしなく見えるが,第2ボタンは外しても目立たないから形見とてし大切な人にあげた
- 映画「予科練物語 紺碧の空遠く」のシーンに由来
- 柏原芳恵の歌「春なのに」の歌詞に由来
そうだったのか!!!
深く考えず渡したけど,大丈夫かな?(^_^;)
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