鬼ヶ浜海水浴場(宮城県塩竈市桂島)の魅力紹介!
鬼ヶ浜海水浴場(宮城県塩釜市桂島)の魅力紹介!
かれこれ,10回近く通っているリアルな体験に基づき,その魅力をお伝えします!
<ドローンで真上から撮りました!めちゃくちゃ綺麗ですね!>
【目次】
【鬼ヶ浜海水浴場の魅力〜閑静なプライベートビーチ〜】
鬼ヶ浜海水浴場は,桂島(宮城県塩竈市)という離島にあるプライベートビーチ。
つまり,知る人ぞ知る穴場スポット。
船に乗らないと行けない場所なので,ごちゃごちゃ混み合うことは少なく,ゆったりした静かな時間を過ごすことができます!
多い年は数千人が訪れていたそうですが最近は閑散としているそうで,もっと大いに賑わってほしいところです!
でも,あまり多くの人が訪れると良さが失われそうなので,ほどほどがいいかなあ……(笑)
【アクセス】
・本塩釜駅からマリンゲート塩釜まで徒歩8分
・マリンゲート塩釜から塩釜市営汽船に乗り,桂島(石浜)まで35分
・石浜から鬼ヶ浜まで徒歩10分
ちょっと,めんどうだなあと思うかもしれませんが,あっという間。
特に,マリンゲートから出る船は,爽快な海風を全身で感じられてオススメです!
【鬼ヶ浜海水浴場の魅力〜美しい自然の景観〜】
鬼ヶ浜海水浴場の最大の魅力のひとつは,美しい自然の景観!
まず,太平洋に面した青緑の美しい遠浅の海。
ラーメン越しですいません!(笑)
海のすぐ後ろに控える,緑豊かな木々。
太陽が照りつける真昼の砂浜は暑いので,涼しい木陰から海を眺めるのもオススメです!
海に向かって左手(東側)には,景観のポイントとなる島があります。
干潮時にギリギリ渡ることができ,ワクワクしました!
夏場は海の家として,トイレ,温水シャワールーム,脱衣所が開設。
ラーメン,カレーライス,軽食,ビール,ジュース,アイス,かき氷が食べられます。
バーベキューもできるので(予約制,2,500円,応相談),子ども会行事やスポーツ少年団のイベントで利用することもあるそうです!
<鬼ヶ浜の開拓者・管理人 自称「ガンコ親父」三浦勝治さん>
【鬼ヶ浜海水浴場の魅力〜震災復興ストーリー〜】
「プライベートビーチ」の名のとおり,鬼ヶ浜海水浴場は行政が管理する公営の海水浴場ではありません。
東日本大震災後,三浦勝治さんがゼロ,いやマイナスの状態から切り開き,震災後に再開した宮城県第1号の海水浴場なのです!
もともと,岩手県大船渡市出身の三浦さん。
退職後に縁あって仙台で暮らし始め,桂島に住所を移した矢先に,2011年3月11日の東日本大震災で被災されたそうです。
被災当時,桂島でパソコンを使って情報を送受信できるのは三浦さんしかおらず,全国に支援を呼びかけたところ,仙台に支援物資が集積。
そこで,三浦さんが車で仙台から塩釜港まで運び,そこから船で桂島まで運ぶことで,はじめて島の人々に支援物資が届きました。
もともと,桂島には縁もゆかりもなかったものの,次第に情が移ってきた三浦さん。
「高齢化,過疎化の進む島おこしをしたい!」と考え,宮城県内の海水浴場は津波で全滅していたことから,「活性化の一環として,海水浴場を開こう!」と決意。
そこで,支援を呼びかけたところ,全国からのべ800人のボランティアが結集。
鬼ヶ浜に生い茂っていた竹藪を切り開き,津波が運んできた砂浜に打ち上げられた船やタイヤなどのガレキを撤去。
ボランティアのダイバーが冬の海に潜って危険物をさらい,行政と押し問答を繰り返しながら粘り強く交渉を行い,海水浴場へ続く道を開拓。
桂島は島全体が国指定文化財のため,木を伐採したり道を切り開くのもいちいち国の許可が必要で,大変だったそうです。
そんな困難を乗り越え,震災後,宮城県初となる海水浴場を2012年に再開!
三浦さんが呼びかけ人となり,行政からの補助金も受けず,全国のボランティアが手作りで始めた鬼ヶ浜海水浴場は,桂島の震災復興のシンボルのひとつといえるでしょう。
<鬼ヶ浜マイビーチプロジェクトの動画>
【鬼ヶ浜海水浴場の魅力〜まとめ〜】
美しい景観とストーリーを持つ鬼ヶ浜海水浴場。
ひとりでも,家族連れでも,ゆったりとした時間を楽しめる,本当に気持ちのいい素敵なビーチなので,興味を持たれた方はぜひ!
本当は,なるべく内緒にしておきたいんですけどね(笑)
【あわせて読みたい】
「島好き」の私が自信を持ってオススメするのが,猫島と呼ばれる田代島(宮城県石巻市)。
島好き,あるいは猫好きの方はぜひ!