その魅力をお伝えします!
【目次】
【鬼ヶ浜海水浴場の魅力その1:離島のマイビーチ!】
鬼ヶ浜は桂島という離島にあるマイビーチで,知る人ぞ知る穴場スポット。
船に乗らないと行けない場所なので,ごちゃごちゃ混み合うことは少なく,ゆったり楽しむことができます!
私が訪れたときは閑散としていたので,もっともっと大いに賑わってほしいです!
(多い年は数千人が訪れていたそうです)
でも,あまりに多くの人が訪れるとその良さが失われそうなので,ほどほどがいいかなあ(^◇^;)
【アクセス】
・本塩釜駅からマリンゲート塩釜まで徒歩8分
・マリンゲート塩釜から塩釜市営汽船に乗り,桂島(石浜)まで35分
・石浜から鬼ヶ浜まで徒歩10分
なんだかめんどうだなあ,遠そうだなあと思うかもしれませんが,あっという間です。
特に,マリンゲートから出る船は,爽快な海風を全身で感じることができるので,オススメです!
【鬼ヶ浜海水浴場の魅力その2:コンパクトに多くの魅力!】
鬼ヶ浜には,様々な魅力がコンパクトに詰まっています!
まず,太平洋に面した青緑の美しい遠浅の海。
<ラーメン越しですいません……>
海のすぐ後ろに控える緑豊かな木々。
海に向かって左手には,干潮時に渡れる島。
もちろん,トイレ,温水シャワールーム,脱衣所,海の家もあり。
ラーメン,カレーライス,軽食,ビール,ジュース,アイス,かき氷が食べられます!
予約制でバーベキュー(2,500円)もできます。
<鬼ヶ浜の管理人 自称「ガンコ親父」三浦勝治さん>
【鬼ヶ浜海水浴場の魅力その3:震災からの復興ストーリー!】
鬼ヶ浜は,行政が管理する海水浴場ではありません。
東日本大震災後,三浦勝治さんがゼロ,いやマイナスの状態から切り開いた,震災後に再開した宮城県第1号の海水浴場です。
もともと,岩手県大船渡市出身の三浦さん。
退職後に縁あって仙台で暮らし始め,桂島に住所を移した矢先に2011年3月11日の東日本大震災で被災。
島でパソコンを使えるのは三浦さんしかおらず,全国に支援を呼びかけたところ仙台に支援物資が集積。
そこで,三浦さんが車で仙台から塩釜港まで運び,そこから船で桂島まで運ぶことで,はじめて島の人々に支援物資が届きました。
もともと,桂島には縁もゆかりもなかったものの,次第に情が移ってきた三浦さん。
高齢化,過疎化の進む素敵な島の地域おこしをしたい,その活性化の一環として海水浴場を開こうと決意。
そこで支援を呼びかけたところ,全国からのべ800人のボランティアが結集!
鬼ヶ浜に生い茂っていた竹藪を切り開き,津波が運んできた砂浜に打ち上げられた船やタイヤなどのガレキを撤去。
冬の海にボランティアのダイバーが潜って海底の危険物をさらい,行政と押し問答を繰り返しながら粘り強く交渉を行い,海水浴場へ続く道を開拓。
桂島は島全体が国指定文化財のため,木を伐採したり道を切り開くのも国の許可が必要で,大変だったそうです。
そんな困難を乗り越え,2012年に震災後,宮城県第1号となる海水浴場を再開。
三浦さんが呼びかけ人となり,行政からの補助金も受けず,全国のボランティアが手作りで始めた鬼ヶ浜海水浴場は,桂島の震災復興のシンボルのひとつといえるかもしれません。
ただ,最近は震災復興から8年が経ってひと段落ついたこと,海水浴客が減ってきていることから,だんだん利用客者数が減っているそうです。
また,海の家の管理をする三浦さんは先日74歳の誕生日を迎え,今後の運営をどうするか悩んでいるような話をしていました。
【まとめ】
とはいえ,お涙頂戴でオススメするのではありません!
家族連れでも,大人ひとりでもゆったりとした時間を楽しめる,本当に気持ちのいい素敵なビーチなので,興味を持たれた方はぜひ!
応援している地下アイドルにメジャーデビューしてほしい,けどメジャーになると遠い存在になるのでちょっと悲しい,という心境と同じで,なるべく内緒にしておきたいんですけどね〜(笑)
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