【尿路結石の再発防止法】あの激痛はもう勘弁!

先日,右背中に激痛が走り,生まれて初めて救急車を呼び病院で尿検査したところ,コロリと尿路結石が出て,治りました。

 

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レントゲン検査を行い,他の石は確認されないが,念のため専門医を受診したほうがいいと勧められ,後日,泌尿器科を受診してきました。

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【目次】

【尿路結石の正体】

オシッコとともに出た尿路結石を分析してもらったところ,成分の98%以上が「シュウ酸カルシウム」との結果でした。

尿路結石のなかでもおよそ8割を占めるそうで,拡大すると金平糖あるいは表面がギザギザの形のため,小さくても尿管に引っかかりやすく,排出されにくいのが特徴だそうです。

【なぜ尿路結石ができるのか?】

なぜ石ができるのかは,尿路感染,代謝異常,ホルモン,薬など,原因がはっきりしているものもありますが,約8割は原因不明とのこと。

ガーン,そ,そうなんですか!?

石が作られる過程は,尿中の結石成分(ミネラル)の濃度が何らかの原因で過飽和状態となって腎臓に結晶核が生じ,その結晶が成長,凝集して結石となるそうです。

「早ければ3週間ほどで石ができる」と医師は話していました。

私の場合,父,祖父,祖母の3人が尿路結石をやっているので,体質的に石ができやすいのかもしれません。

ガッカリ……

【尿路結石の実態】

日本人が生涯に尿路結石となる比率は,100人のうち約4人。

男女比は約2:1で男性に多く,30〜40歳代がピーク。

日本国内の調査では東海,近畿,中国,四国に多く,北海道,東北,関東,九州は低い傾向があるそうで,この差は飲料水の違いではないかと考えられているそうです。

再発率は5年間で約20%,20年間だとなんと約80%!

こりゃ,本気で再発防止に取り組まないと,またあの苦しみに襲われる可能性が相当高いと見なければなりません。

【再発防止のためには?】

水分をたっぷり摂る

1日2リットル以上の尿量を保つといいそうです。

毎日尿がどれだけ出ているかはわかりませんが,2リットル出すということは,2リットル以上の水分を摂った方がいいのでしょう。

アルコールは逆効果,特にビールはシュウ酸やプリン体が多量に含まれるので,良くないそうです。

ただ,水分はふだんからしっかり摂っているつもりなので(毎日500ml水筒を2本職場へ持参),あまり当てはまらないような気がします。

あるいは,私は汗かきなので,さらに意識して水分を多く取った方がいいのかな?

カルシウムをしっかり摂る

結石の原因となるシュウ酸は,カルシウムと結合するとシュウ酸カルシウムとなって腸から吸収されなくなり,尿中への排泄が抑制されます。

したがって,カルシウムをしっかり摂ることが大切であり,シュウ酸を多く含む食品を食べるときは,カルシウムを一緒に摂るといいそうです。

たとえば,ホウレン草とカツオ節,大根とちりめんじゃこ,タケノコとカツオ節,コーヒーや紅茶とミルク,チョコレートとミルクといった具合です。

これらの食べ合わせは,当たり前のようですが,健康を保つ意味があったんですね!

 

カルシウムや食べ合わせに関しては,じつは少し心当たりがあります。

最近,みそ汁に「煮干し」「カツオ節」を入れないようになっていたのです。

子供たちが煮干しやカツオ節入りのみそ汁をあまり好まないためやめていたのですが,これからは美味しくする工夫をして復活させます!(笑)

また,朝食時に食物繊維を補うため「青汁」を飲んでいたのですが,青汁はホウレン草的な青菜を凝縮したものなので,シュウ酸たっぷりであまり良くなかったのかもしれません。

夕食は早めに,食べすぎない

「結石は夜作られる」。

したがって,寝る直前にたくさん食べると,就寝中に結石ができる好条件が揃ってしまうので,夕食は早めに,かつあまりお腹いっぱい食べすぎないこと。

まあ,夕食は1日の食事のうち一番の楽しみで,おいしいものをたっぷり食べがち。

その楽しみを我慢するのはつらいので,腹8分目〜10分目にして12分目までは食べないこと(笑),そして寝る3時間くらい前までに食べわ終わることを心がけたいと思います。

最近,8時間睡眠を心がけていて22〜23時頃には寝るので,19〜20時頃には食べ終わる計算になります。

【まとめ】

水分を摂る,カルシウムを摂る,食べ合わせに気をつける,夕食はほどほどに,寝る直前に食べないなど,あらためて考えると「当たり前のこと」ばかりです。

しかし,現代ではこの「当たり前の食生活」ができていないため,尿路結石はじめ様々な病気を発症する温床になっているのではないか,と思います。

あの激痛に見舞われるのはもう勘弁なので(苦笑),少しずつ食生活を改善していきたいと思います!