「フォールアウト(ミッションインポッシブル)」感想
8月3日に公開されたばかりのミッション:インポッシブルシリーズ6作目「フォールアウト」を観てきた感想です。
【目次】
【フォールアウト あらすじ】
IMF(Impossible Mission Force,不可能作戦部隊)所属のイーサン・ハント(トム・クルーズ)が,世界中の複数都市の同時核爆発をもくろむテロリストにプルトニウムが渡るのを阻止するストーリー。
まあ,おきまりの展開ですが,これにCIAや謎の美女,イーサンの仇敵,元妻,元同僚などが絡んでくるので,集中して観ていないと「え?え?誰が味方で,誰が敵?」と,わけがわからなくなります(笑)
想像の斜め上を行くスピーディな展開の連続で,決して退屈することはありません!
【フォールアウト 見どころ①】
なんといっても,トム・クルーズのアクションシーンが圧巻!
高速で逆走するカーチェイスは,ぶつからないのが不思議なくらいで観ているこちらの寿命が縮みそうだし,撃つ,蹴る,殴るの格闘シーンもガラスやドアを破壊しまくりで痛々しいほどに迫力満点。
極めつけは,ヘリコプターの戦闘シーン。
断崖絶壁の合間を高速ですり抜けたり,旋回したり,急上昇&急降下したり,きりもみ状態になったり,銃をぶっ放したり,めまぐるしく視点が切り替わりながら,最後は惜しげもなく炎上。
トム・クルーズ,現在56歳。
スタントマンなしで自ら危険なシーンを行うことで有名ですが,その動きのキレは年齢をまったく感じさせません。
本作品では,ビルからビルへ大ジャンプした場面で骨折したそうで,そのシーンはそのまま使用されています。
地味に痛そう……
【フォールアウト 見どころ②】
この映画は,IMAX劇場で観ました。
IMAXとは,カナダのIMAX社が開発した映写システムで「体験型に近い映画鑑賞」です。
具体的には,明るく鮮明な高品質映像,大音量の重低音から繊細な高音まで精密に調整されたクリアなサウンド,また床から天井,左右の壁いっぱいに広がるスクリーンが通常より客席に近く,映画との一体感が楽しめるものです。
視覚,聴覚,触覚に,より複合的,直接的に訴求する映画といえばいいでしょうか。
値段は通常より500円高く,2,300円。
はじめの数十分間は「おおっ!」と感動しましたが,不思議なものでまもなく慣れました(笑)
3D映画のようにメガネをかける必要がないのはよいですが,画面から映像が飛び出してくることはなく,コスパに関しては少々高いかな,3Dとの差別化が難しいのではと思いました。
また,これからの映画館は,このクオリティが普通に求められるようになるのでは,とも感じました。
映像も音響も感動的に美しいことは間違いなく,IMAXだからこそ本作品の素晴らしさを十二分に引き出せたと思います。
【フォールアウト まとめ】
2作目,3作目と回を重ねるごとに駄作になることが多いものですが,シリーズ6作目でも期待をまったく裏切らない,安定のミッション:インポッシブル。
シリーズものの常として,ストーリー展開はマンネリ化せざるをえないものの,それをまったく感じさせず至高のエンターテイメントに仕上げるトム・クルーズの並々ならぬ情熱と体当たりの演技に脱帽です。
日常の煩わしいことは映画館の外に置き(笑),次はどうなるかと目を輝かせて心臓をドキドキさせ,スリルとアクションを純粋に楽しみたい人にオススメの作品です!
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