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のらりーパーソン〜きくっちの日記〜

【王欣太ファンミーティング@京都に参加】結論!王欣太先生はとにかくおもしろい!

王欣太ファンミーティング@京都に参加してきました!

王欣太(キングゴンタ)先生といえば,「蒼天航路」「ReMember」「達人伝」などが有名であり,これまでファンとのサイン会やお茶会を開いたことはあるものの,ファンミーティングは初めてとか。

こりゃ,嫁を質に入れてでも参加せなあかん!というわけで(笑),はるばる仙台から京都まで日帰り参加してきました!

 

自身の備忘録を兼ねて,また50人ほどの参加者だけで共有するのはもったいないので,オフレコ部分はカットして印象に残ったお話を紹介します。

開場前から2時間半,ノンストップで縦横無尽に話が広がって楽しかったのですが,ここでは便宜上,テーマ別にわけて紹介します。

なお,録音・撮影禁止で,あくまで私の言葉と解釈なので,正確でなかったり意味を取り違えていたらゴメンなさい!(^^;)

 

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        <参加者プレゼントの肉筆ドローイング!のびやかで自由な線がいい!>

 

【目次】

【漫画論全般について】

  • 漫画は即興,ノリが大切。ネームはインストルメンタルを聴きながら描く
  • 子供の頃は漫画を描かなかった。モノマネ=特徴をつかむのが得意だった
  • レッドツェッペリン〜マイルスデイビスまで,よく音楽を聴いた
  • 音楽の曲調,熱い,冷たいなどをイメージしながら創る
  • 架空の人物名=日本人が読める漢字+よくある中国人の名前
  • キャラクターデザイン=実在の人物の顔の特長をパターン化
  • 白い紙に黄色い線で描き始めると,脳が活性化して手が動き出す
  • 漫画は右側が左側より強い。上側が下側より強い。場面転換に工夫
  • 漫画はあまり読まない。映画をよく観る
  • 半径5メートルの世界は描かない
  • 大人物は質問に各論で答えない。総論で答える
  • ネームは発想の冒険。ハードルは下げない。同じパターンは一度としてない
  • やり残しがあると,漫画のお化けが出る
  • 手は大事。バストアップの絵には手を入れたい。手が描ければ全身が描ける

【達人伝について】

  • 紳士と流氓(りゅうぼう)の観点から描く。この視点,他の作品にあるまい!
  • 春秋戦国は移動が多い時代。魏の国境すら定かでない
  • 人をまっぷたつに斬るとか,首斬りとか,蒼天航路で獲得した技術は封印
  • 劉邦の「邦」はチンピラ兄貴,姉貴の意味と知り,これだ!と思った
  • 劉邦は蒼天・劉備の原型。司馬遼太郎項羽と劉邦」に感銘
  • 「丹の三侠」は歴史に残ってないゆえ,一人でなく三人にしてぼやかした
  • 白起は,欣太作品にイケメン不在を芸妓さんに指摘され,二枚目を描く挑戦
  • 黥骨は,城の中の紳士にして流氓。白起に死を授ける役のため残した

蒼天航路について】

  • モーニング編集長・栗原良幸氏に大きな影響を受け,鍛えに鍛えられた
  • 前半(劉備の大気炎まで)の台詞は栗原さんの影響が大
  • 当初からずっと手探りで作成。安定するのは赤壁以降
  • 原作者・李學仁氏の最大の功績は曹操を主人公に据えたこと
  • 戦や軍議のシーンは嫌い。説明するのはきらい,絵でわからせたい
  • 人物に関するエピソードを正史から抽出して一覧にして眺め,創作
  • 袁術=サル,諸葛瑾=ロバ,烏丸=トリは,正史の記述からイメージ
  • 官渡の戦いの歩兵シーンは,映画プライベートライアンの上陸シーンから
  • 蒼天航路はR15指定。親が子供と読んでいると聞くとびっくり
  • 馬超は,窪塚洋介出演の右翼映画「狂気の桜」のイメージ
  • 2000年も前の話なので,人間になりたての人間を描こうと。呂布が典型
  • 曹操の死は,五感のひとつを満たせないところで訪れるイメージがあった
  • 最終回を描いた後,23時から打ち上げ,27時にふと閃いて筆で描き直した
  • 関羽を捕らえた馬忠は正史の記載が2箇所のみ。異形の像を膨らませた
  • 曹操は,盤石な漢帝国あっての曹操春秋戦国時代とは前提が異なる

【その他】

  • ピカソの映画を観ると,脳と手が繋がり描きたい衝動が湧く
  • 以前サイン会を開いた時は10〜19時までやって大変だった
  • 野坂昭如さんは,右に書いた文章が左を書かせると語っていた
  • アナログは絶滅危惧種。だからこそ今後,希少価値が出るのではないか
  • デビュー当初,鄭問(チェンウェン)さんの絵を見せられて凄い衝撃を受けた
  • 一番好きな動物は馬。関羽VS曹仁で馬を描ききったと思ったが,まだまだだった

【まとめ】

いかがだったでしょうか?

直接,欣太先生の話を聞いた人たちなら,「そう,そう!」と共感してもらえるのではないかと思いますが,文字にしてしまうと,欣太先生の悠々,飄々とした,おもしろい空気感がすっぽり抜け落ちてしまうんですよね。

 

ファンミーティングは最初で最後との話でしたが,そんなことをおっしゃらず,ぜひぜひ,またファンと交流する機会を設けてください!

そうか,欣太先生は同じパターンのネームはやりたくないと話されていたので,これまで実施したサイン会,お茶会,ファンミとは異なる形態の交流会だったらいいんですよね,きっと!

関係者の皆さま,企画開催よろしくお願いします!

ぜひまた参加します,というか開催に向けて全力で協力させていただきます!(笑)

 

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