日本一低い山「日和山」に登ってみた話
日本一高い山は,富士山。
では,日本一低い山はどこでしょう?
【目次】
【1,日和山の基本情報】
日和山の基本情報は以下のとおりです。
1992年,国土地理院職員の独自調査により日本最低峰と認定
2014年,国土地理院調査により18年ぶりに最低峰と認定
【2,日和山へ行ってみた】
「日本一低い山」がどれほどのものか,実際に現地へ行ってみました。
えーと,どこ?
現地に到着したものの,あるはずの山が見当たりません。
も,もしかして……ここ?
こ,これは……なんということでしょう!
うわさには聞いていましたが,これほどとは……(絶句)
これが山!?
そんじょそこらの高台や丘とは比べものにならない……
これが,日本一低い山「日和山」の全貌です!ドーン!
【3,日和山に登るべきか?】
日本一低いとはいえ,山は山。
決して,侮ってはいけません。
まして,季節は冬。
いつ天候が急変して,暴風雨や吹雪に見舞われるかわかりません。
毎年,冬山をあなどり,尊い命を落とす悲劇が絶えません。
はるか山頂を見上げます。
幸いにして天気は良く,風もなく,視界は良好。
しかし,食料も水も,十分な装備もありません。
道に迷って遭難したら,致命的。
それでも,あえて危険を冒して山に登るべきか?
「なぜ山に登るのか?そこに山があるから」という言葉がよみがえります。
葛藤に葛藤を重ね,悩みに悩んだ挙句,ついに登山を決意します。
【4,日和山に登ってみた!】
登山口に立ち,慎重に1歩目を踏み出します。
私にとっては,日本一に挑む重要な一歩。
人類にとっては,どうでもいい一歩。
2歩目を踏み出します。
あっ!
慎重に行きすぎたか,バランスを崩しました。
滑落の大ピンチ!!
全身から冷や汗が噴き出します。
九死に一生を得る思いで立て直し,3歩,4歩,5歩と歩みを進めます。
遥か彼方に思えた山頂が,目前に迫ってきます。
ついに,登頂成功!
無意識のうちにこぶしを握りしめ,歓喜の涙があふれ出します。
太陽が眩しすぎる……
【5,日和山まとめ】
登山に要した時間は,わずか3秒。
小さな子ども連れの家族でも,安心して登れます!
というか,物足りません(笑)
日和山のすぐ近くにある,貴重な野鳥や植物群落を誇る「蒲生干潟」(特別保護地区指定)や,仙台藩三代藩主・伊達綱宗が貞山運河の成就を祈願して建立した「高砂神社」に,あわせて立ち寄るとよいと思います!
<蒲生干潟>
<高砂神社>
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