岩井洋菓子店ハイデルベルグ「100人食べ100人”うまい”と言った伝説の菓子」を食べてみた話
先日,仙台市内で「100人食べ100人”うまい”と言った伝説の菓子」に出会いました。
【目次】
【キャッチコピーの秀逸さ】
「100人食べ100人”うまい”と言った伝説の菓子」とは,なんと力強く心に刺さる秀逸
なキャッチコピーでしょう!
「日本一うまい!」とか「全米が絶賛!」とかだと,「またまた〜」「ご冗談を」「証拠でもあるの?」と疑ってしまいます。
しかし,「100人食べ100人”うまい”」レベルだと,「ほほー」「そうなの?」「1度,食べてみてもいいかな?」と,「地に足の着いた自信」を感じさせます。
思わず,店に入って買ってしまいました。
【実際に食べてみた】
伝説のハイデルベルグには,スタンダードチョコレート,ホワイトチョコレート,抹茶チョコレートの3種類あります。各140円。
<スタンダードチョコレート>
実際に食べてみた感想は,「ふつうにおいしい!」
口に入れた瞬間,ふわりとしたやさしい食感のスポンジと,甘すぎずバランスのとれた控えめなクリームが,ほのぼのとするあたたかなハーモニーを奏でます。
「パティシエ驚愕のおいしさ!」という非日常的なイメージとは異なりますが,日々の生活の中で食べるとちょっと幸せな気分になれる,そんなお菓子です。
【キャッチコピーの由来】
岩井洋菓子店のホームページには,キャッチコピーの由来が以下のように紹介されています。
ハイデルベルグが発売されまもなくの、ある日の出来事です。
100名出席のとある懇談会に弊社の商品ハイデルベルグを100個、納品させて頂きました。
懇談会終了時に、箱の回収にお伺いした際、出席者様と主催者様のなんと全員から「うまい」や「美味しい」などのお言葉を頂戴しました。
その出来事に感銘を受け創業者である初代社長が、その出来事をそのままキャッチコピーにし100人食べ100人「うまい」と言った菓子の伝説が誕生しました。
【商品名の由来】
「ハイデルベルグ」という名前は,発売当初,長方形のブロックを積み重ねて販売していたことから、ドイツ・バーデンヴュルテンベルク州のハイデルベルク城の石垣をイメージして命名されたそうです。
1971年の誕生以来,50年近く売れてきたロングセラー商品です。
【まとめ】
ここ50年間で,お菓子のバリエーションやおいしさのレベルは,すさまじい勢いで向上しています。
昔からある地方のふつうのお菓子では,巨額の開発費とマーケティングを経て展開されている大手メーカーやコンビニのお菓子に太刀打ちできず,淘汰されていくことでしょう。
そんな中,50年近く前に考案されたにも関わらず,現代でも通用する秀逸なキャッチコピーとともにロングセラーを続けるハイデルベルグ 。
健康志向が強い私の嗜好とは少々異なるのですが(笑),陰ながら応援したくなる「庶民的なおいしさ」の商品です。
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