映画「最高の人生の見つけ方」レビュー
映画「最高の人生の見つけ方」を観ました。
結論!
様々な悩みを抱えている人,忙しい日々に流されている人,人生や幸せの意味を考えたい人にぜひオススメの名作映画です!
【目次】
【あらすじ】
ある日,2人の男(ジャック・ニコルソン,モーガン・フリーマン)が病室で一緒になった。
人種,職業,資産,家族,まるで異なる2人だが,1つだけ共通点があった。
それは,ともに余命6ヶ月であること。
スカイダイビング,カーレース,泣くほど笑う,世界の絶景を眺める,世界一の美女にキスする……
2人は死ぬまでにしたいことをリストに書き出し,行動し始める。
だが……
【原題の意味】
日本語タイトルは「最高の人生の見つけ方」ですが,英語の原題は「Bucket List」。
「バケット・リスト」とは,首吊りをする人が首に縄をかけてバケツに乗り,最後にバケツを蹴飛ばして自殺することから,「死ぬまでにしたいことのリスト」の意味。
なかなか,ショッキングなタイトルですね〜(^^;)
【死ぬまでに何をしたいか?】
バケット・リストを書くと,「自分が本当にしたいこと」「自分が大切にしていること」,つまり「自分の価値観」が明らかになります。
以前,「自分のやりたいこと100」を書き出したことがあります。
40,50個くらいダーッと書いたところで,一度止まりました。
そこから追加した内容は,「ハワイでバケーションしたい」「北極でオーロラを見たい」「ウユニ塩湖を見たい」など。
世界中を旅する項目が多く,「自分は旅が好きなんだ!」「未知や絶景に対する好奇心が強いんだ!」と,あらためて自分の志向を確認することができました。
【余命がわかった方がいい?】
映画の中で,「自分の余命を知りたいか調査したら,ほとんどの人が知りたくないと回答した」という話が紹介されます。
ほとんどの人は,自分の余命がいつまで続くかわかりません。
「あと100年」「あと1年」「あと1日」とわかってしまったら,どうするでしょうか?
そう,余命がわかるとは,「死刑宣告」に等しいのです。
神様に「無料で教えてあげるよ!」と言われても,私もやはり「いえ,けっこうです!」とお断りするでしょう(笑)
【人は誰もが死ぬ】
余命に個人差があるとはいえ,今この世に生きている人のほとんどは,100年以内にいなくなるでしょう。
死がいつ訪れるかわかりませんが,誰もがひとしく「死刑囚」であることは間違いありません。
しかし,ふだん私たちは,「死刑囚」であることを忘れがちです。
もしかしたら,10年後,10ヶ月後,10日後に死が訪れるかもしれないのに。
あなたは10年後,10ヶ月後,10日後亡くなるとして,悔いのない生き方をしていますか?
生きている間にやりたいことを,日々着実に実現しているでしょうか?
【まとめ】
不可避な死という重いテーマを扱いながら,不思議と辛気くさい雰囲気はありません。
随所に息をのむ世界の絶景が登場すること,そして名優ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンのチャーミングな演技が光ります。
日頃の忙しさや悩みから少し距離を取り,人生の意味を考え直すきっかけとなる格好の作品です。
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