【決定版】科学的に証明された究極の健康な食事
こんにちは。
ウェルビーイング・クエスター(心と体のしあわせ探究者)きくっちです。
皆さんは,日々健康的な食事を取っていますか?
「まあまあ気をつけているけど,いろいろな情報があって,よくわからない」という人は,けっこう多いのではないでしょうか?
この本はズバリ「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」が紹介されています。
私はこれまで健康をライフワークとして,何十冊と健康関係の本を読んできましたが,ようやく全幅の信頼を置ける本に出会えました。
「今まで読んだ健康本のうち,最も信頼できる本を1冊だけ挙げるとしたら?」と聞かれたら,間違いなく本書を挙げます。
【この本を読んでほしい人】
「究極の健康に良い食事とは何か?」に興味がある人
【本書のポイント】
結局のところ「健康に良い究極の食事」とは何なのでしょう?
巷には,「炭水化物は健康に悪く,食べると太る」「果汁100パーセントのフルーツジュースは健康に良い」「グルテンフリーはオススメ!」などの健康情報があふれています。
中には,完全に矛盾する説もあります。
たとえば,牛乳は健康に良いのでしょうか?悪いのでしょうか?
「牛乳は完全栄養食品であり,特にカルシウムが豊富。積極的に飲むべき」という説もある一方で,「日本人には体質的に合わず,むしろアレルギーやがんのリスクを高める。避けた方が良い」という説もあります。
本書の最大の特徴は,「エビデンス(科学的根拠)が強いか,弱いか?」を基準に紹介していること。
つまり,信頼できる複数の研究結果から「健康に良い」「健康に悪い」食品を紹介してくれているのです。
これは,現時点で考えられる「究極の健康に良い食事」ではないでしょうか?
なぜなら,テレビ等のメディアで取り上げられる多くの食品は,必ずしも十分に科学的な根拠があるとは言いがたいからです。
たしかに,ある研究結果では「健康に良い」と示されたかもしれません。
しかし,その研究結果が科学的に十分に信頼に足るものか,本当に多くの人に当てはまるものか,素人の私たちにはわかりません。
たとえば,「バナナが健康に良い」という研究結果が示されたとします。
それは,たしかにアメリカ人には当てはまるけれども,腸内環境が異なる日本人には当てはまらない,むしろ健康に悪いと逆の効果が出る可能性もあるわけです(バナナはあくまで例え話です)。
では,何が信じられるかといえば,「個人の体験や俗説に基づくものではなく,科学的に信頼できる研究結果に基づくもの」+「複数の研究結果で健康に良いことが示されているもの」こそが最強と言えます。
【世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事】
本書で紹介されている「最低限これだけ知っておけば十分!」と思われる「究極の食事」を以下に紹介します。
グループ1:健康に良いということが複数の信頼できる研究で報告されている食品。
→魚,野菜と果物,茶色い炭水化物(玄米,十割~二八そば等),オリーブオイル,ナッツ類
グループ2:ひょっとしたら健康に良いかもれない食品。少数の研究で健康に良い可能性が示唆されている。
→ダークチョコレート,コーヒー,納豆,ヨーグルト,酢,豆乳,お茶
グループ3:健康へのメリットもデメリットも報告されていない食品。
→その他の多くの食品
グループ4:ひょっとしたら健康に悪いかもれない食品。少数の研究で健康に悪い可能性が示唆されている。
→マヨネーズ,マーガリン
グループ5:健康に悪いということが複数の信頼できる研究で報告されている食品。
→赤い肉(牛肉,豚肉 ※鶏肉は含まない),加工肉(ハム,ソーセージなど),白い炭水化物(白米,パン,パスタ,ラーメン,うどん,じゃがいも),バターなどの飽和脂肪酸
【私の食事】
いかがでしたでしょうか?
「げっ,オレの食生活,白い炭水化物だらけで最悪じゃん!」
「えっ,発酵食品が良いと信じてきたのにグループ2?」
「いったい,明日から何を食べて生きていけばいいんだ!」
という叫び声が聞こえてきそうです(笑)
私も「納豆,ヨーグルト,酢,豆乳がグループ2」「赤い肉,白米,パン,パスタ,ラーメン,うどん,じゃがいもがグループ5」であることに衝撃を受けました。
ただ,「健康に悪い食事」を「健康に良い食事」に置き換えればよいのです。
私は以下のような食事に変えました。
・朝:ミューズリー(オート麦,レーズン,バナナ),チアシード,リンゴ
・昼:玄米おにぎり,卵焼き,焼き魚,キャベツともやしの炒め物,キウイ
・夜:玄米ご飯,キノコと油揚げの味噌汁,ほうれん草の和え物,チキンのレタスとトマト添え,枝豆
【健康な食事を続けるポイント】
やはり,一番厳しいのは,「白米」「パン」「牛肉,豚肉」を摂らないこと。
白米の代わりに,玄米,そば。
パンの代わりに,ミューズリー。
牛肉,豚肉の代わりに,鶏肉,魚,豆を摂るようにしています。
もともと,玄米やそばは好きだったので平気ですが,大好きな寿司(白米)を避けるのはつらい!
「玄米寿司」とかあると,いいんだけどなあ。
と言いながら,週に2回は白米たっぷりのチラシ寿司を昼食に食べています。
これくらい,いいでしょう!(笑)
牛肉や豚肉も,前より頻度は減りましたが,週に数回は食べています。
「あれもダメ,これもダメ!」が過度なストレスとなったり,食事が楽しくなくなったりしては本末転倒。
普段はできる限りグループ4,5の食品は避けつつも,100%ではなく80~90%を心がければよいのかな,と思います。
「1日3食,1週間で21食のうち,3,4食くらいは多少不健康なものがあってもよい」と考えると,意外と実行できそうな気がしませんか?
そして人間は不思議なもので,健康的な食事が習慣になると, 不健康な食事はあまり食べたいと思わなくなるものです。
【まとめ】
結局,人はなぜ死ぬかというと多くの場合,病気が原因です。
したがって,3大疾病(がん,心筋梗塞,脳卒中)はじめ「病気にかからないこと」が長寿へとつながります。
そして,健康的な食事による最大の効果は,病気にかかりにくいこと。
現在,健康な人が,今すぐ健康的な食事を始めたとしても,目に見えて快調になることはじつはあまりなく,その効果を実感するのは数年後~数十年後ではないでしょうか。
しかし,私たちの体は,私たちの食べた物からできています。
1日3食,1年で約1,000食,10年で10,000食。
日々,健康に良い食事を摂るか,悪い食事を摂るか,その積み重ねによる違いは確実に出てきます。
知らず知らずのうちに,病気に近づくリスクは避けたいものです。
人生100年時代。
可能な限り病気とは無縁の元気な人生を送れるよう,健康的な食生活を送っていきましょう!

- 作者: 津川友介
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
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〈参考〉
「健康のためには食習慣が大切!」であることを統計的観点から示した過去記事はこちら。