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ウェルビーイング・クエスター(心と体の幸せ探求者)きくっちの日記

【イライラが一瞬にして消える!?】頭に来てもアホとは戦うな!

 

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こんにちは。

ウェルビーイング・クエスター(心と体のしあわせ探究家)きくっちです。

 

「頭に来てもアホとは戦うな!」

以前から書店で見かけるのものの過激なタイトルのため,「炎上狙いのキャッチーなタイトルで,中身は大したことないだろう」とずっとスルーしていました(笑)

が,私のお気に入り経済ニュースサイト=NewsPicksで著者が取り上げられ,おもしろそうな人物だと興味を持ったことから,読んでみることにしました。

 

【目次】

 

【この本の著者】

著者の田村耕太郎氏は,1963年生まれの55歳。

早稲田大学商学部慶応義塾大学大学院,山一證券,イェール大学大学院,デューク大学ロースクール,新日本海新聞大阪日日新聞取締役社長等を経て,参議院2期。

現在はシンガポールに居を構え,国立シンガポール大学リー・クワンユー公共政策大学院で兼任教授等を務めている人物です。

日本人政治家で初めてハーバードビジネススクールのケース(事例)の主人公に取り上げられたそうで,一言で言えば「勉強好きでエネルギッシュな人物」という印象です。

 

【この本のポイント】

この本が一貫して説いているのは「有限な人生を有効に使い切ろう」ということ。

嫌いな人と接して不快な思いをしたり,嫌がらせを受けて腹が立ったりすることもあるだろうが,それに引きずられてはならない。

怒って「リベンジ」や「倍返し」をしても,スカッとはするかもしれないが,何ら生産的な価値は生まれない。時間とエネルギーを無駄に消耗するだけ。

 

それよりむしろ,自分の人生の目標に照らして,たとえ腹の立つ相手であっても味方にできないか?有能な相手であれば,味方に取り込んでしまった方が,自分の目標達成のために役立つのではないか?

 

ちなみに,本書では「アホ」について,「わざわざ戦ったり,悩んだりする価値のない人間」「不条理な人物」「一見,目障りで邪魔」「時として正当な理由もなく足を引っ張ってくる当たり屋」「体当たりして絡んで,自分の価値を上げようとする人物」と定義しています。

 

一方で,「あなたがアホと思っている人は,実は誰よりも賢い可能性があることを忘れてはならない」ともしています。

つまり,本当のアホであれば相手にするだけ時間の無駄であり,じつは優秀な相手であれば対立するより味方にした方が得策,ということになります。

 

【究極の合理主義者・曹操

ここで思い出したのは,三国志に登場する曹操(そうそう)とその軍師・賈詡(かく)です。

賈詡は,かつて曹操と敵対しており,一度は降伏したものの隙を見てひそかに反旗を翻します。

賈詡は用意周到な策略を巡らし,曹操の息子や最強無双のボディガードを死なせ,曹操を死線の際へ追い詰めますが,すんでのところで逃します。

後日,情勢が変わり,再び賈詡曹操に降伏してきます。

通常であれば極刑に処されるところですが,曹操はこれを許し,軍師として生涯使い続けます。

 

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(「蒼天航路」その百四十六 美しき誹謗 より)

 

また後年,曹操は「求賢令」を出して,罪人であろうと人格的に問題があろうと,とにかく才能があればよい!として優秀な人材を募集します。

注目すべきは,当時は儒教が国教となって約400年が経過し,社会の隅々にまで儒教道徳が浸透していた時代であったという点。

そのような中で,時の最高権力者が「道徳なぞどうでもよい!才能があれば用いる!」と宣言したわけです。

 

「天下統一」という目的を達成するためには,どんなに腹立たしい人物であろうと,愛するわが子や部下を殺した憎っくき敵であろうと,その才能を使い倒す!という徹底した姿勢は「究極の合理主義」といえます。

 

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(「蒼天航路」その二百九十五 激情,発令! より)

 

【まとめ】

 本書では,「アホ対策」の具体的な処方箋も紹介されています。

「消えない怒りの解きほぐし方」「カッときたら幽体離脱」「それでも一度はアホと戦え!」という内容のほか,「淡々とこなす者が最後には勝つ」「上司があなたを見てくれないのはなぜか」「飲み会を有意義にする方法」といったビジネスパーソンとして興味深いテーマも取り上げられています。

 

2014年の初版より,2018年4月で24刷を重ねている35万部のベストセラー。

220ページにしては,さらっと読める内容・文体でもあります。

「アホ」との戦いに振り回されて疲弊している方に,目からウロコの一冊いかがでしょうか?

 

 

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