健康情報満載!やせる!若返る!病気を防ぐ!腸内フローラの真実
こんにちは。
ウェルビーイング・クエスター(心と体のしあわせ探究家)きくっちです。
「腸内フローラ亅は、ここ数年で一躍有名になった言葉です。
「フローラ亅とは「お花畑亅の意味。
すなわち,腸内フローラとは,腸内細菌が人が食べたものをエサにして,互いに競い合い,助け合いながら生きる生態系のことです。
では、どうすれば腸内フローラを良好に保てるのか?
腸内フローラが良好な状態だと、どれだけ素晴らしいことがあるのか?
本書では,NHKスペシャルで放映された内容に加筆し,丁寧に解説されています。
【この本を読んでほしい人】
・腸内フローラをなんとなく知っているが、詳しくは知らない人
・ダイエット,美容,糖尿病,アレルギー,うつに悩んでいて,解決のヒントを知りたい人
【この本を読まなくても知っておきたい腸に関する10の基礎知識】
以下,簡単にまとめてみました。知っているようで,意外と知らないのではないでしょうか?^^
1.腸の長さは10m、内面を広げるとテニスコート1面分
2.ヒト1人の腸内細菌は100~3,000種類、100~1,000兆個、重量1.5~2kg
3.ウンチの半分は腸内細菌か、その死骸
4.母親の胎内では無菌状態。産道、母親との接触、食べ物等を通じて感染し、常在性の微生物となる
5.腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類。全体の70%を占める日和見菌の動きがポイント
6.善玉菌はビフィズス菌や乳酸菌など。悪玉菌はウェルシュ菌やブドウ球菌など。日和見菌は大腸菌(無毒株)やレンサ球菌など
7.腸内細菌の組成は個人差が大きく,食事内容や加齢などの変化によってその組成も変化する
8.腸内細菌は「病原体の排除」「食物繊維の消化と短鎖脂肪酸を産生」「ビタミン類を生成」「ドーパミン,セロトニンの合成」「免疫力」を担う
9.母乳には,強力な抗菌活性を持つラクトフェリンや,ビフィズス菌を活性化させる乳糖,オリゴ糖が多く含まれる
10.腸内フローラは、がん、心臓病、アレルギー、認知症、自閉症との関連性も高いとされる
【本書のポイント】
「はじめに」で,「腸内フローラを知れば,人生が変わる」と書かれています。
以下,一部内容を抜粋して紹介します。
「肥満を防いでいるのは,腸内細菌が作る『短鎖脂肪酸』。『短鎖脂肪酸』を作る細菌は,野菜などの食物繊維が大好物!」
「糖尿病は,肥満を防ぐ『短鎖脂肪酸』で改善できる!『短鎖脂肪酸』は腸内環境を整えてインスリンの分泌を促す」
「肌のシワを改善する『エクオール』の原料は大豆!エクオールを作る細菌は日本人の2人に1人が持っている」
「腸内細菌が作る『エクオール』は,がん予防効果が期待されている。肥満になると増える腸内細菌は,がんを引き起こす」
「腸内環境の改善はアレルギー予防につながる。アレルギー改善が期待される細菌たちのエサは食物繊維」
「腸のバリア機能が弱くなると,糖尿病やがんになりやすくなる。バリアを守っているのは,腸内細菌が作る『短鎖脂肪酸』」
「腸内細菌がいないと,脳は正常に発達できない。腸内フローラしだいで,性格が変わる」
「腸内細菌は,脳に話しかけるルートを持っていた。腸内細菌でうつ病を治療するための研究が進んでいる」
「腸内細菌が作る物質『4EPS』が,自閉症の原因のひとつかもしれない。自閉症の治療に,腸内細菌を役立てようという研究が進んでいる」
「腸内細菌は人から人へ,ある世代から次の世代へと,感染していくものなのです」
【まとめ】
知れば知るほど,腸内フローラには驚かされます。
その影響と可能性は,脳を上回るのではないでしょうか?
たとえば,私は花粉症で,元アトピーで,食べたいだけ食べても肥満になることはありません。これらの現象は,すべて私の腸内フローラに基づく現象として説明できそうです。
知らなきゃ損,損,大損です!
ここでは,著作権の関係があるので全ての内容を紹介することはできませんが,読んだらぜひ家族や友人に共有しましょう!
大人も子供も,現代人が学んでおくべき「腸内フローラの教科書」です^^

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