多汗症とかれこれ30年くらい付き合ってきたボクの最近の悩み
まず,お見苦しい手汗写真で不快な思いをさせてしまった方に,深くお詫び申し上げますm(__)m
これが多汗症,いわゆる「汗かき」の手のひらの実態です。
これでだいたい,MAX時の20%くらいでしょうか。
多くの場合,モノを触ったりすると汗の水玉がくっついて,すぐ小さな水たまり状態になります。なので,汗がふつふつと出てきてまもないこの水玉状の写真は,けっこうレアだと思います(別に見たくもないと思いますが)。
基本的に,においはなく,舐めるとほんのりしょっぱい味がします。汗ですから!キラキラ輝いてますね〜(笑)
多汗症と付き合うこと,かれこれ30年。
「多汗人」として生きてきた半生を振り返ると,様々なことがありました。
ちなみに私は,「手のひら」と「足のうら」がメインです。
【汗かきで悲しかったこと】
①テストの答案用紙がふやけ,ひどいときは破けて書けなかった
②教科書やノートが汗を吸って異様に分厚く膨らんだ
③折り紙がふやけ,色が抜け,指が染まり,最後まで折り切れなかった
④フォークダンスで手をつないだ友達が全力で手を拭いていた(涙)
⑤友達と気軽に握手やハイタッチができなかった
⑥デートの時,手をつなぐのがためらわれた。嫌われた?
⑦バドミントンのラケットのグリップがすぐグズグズになり消耗がハンパない
⑧車のハンドルがスベって運転の気が抜けない
⑨上司へ渡す資料が持っているうちによくふやける
【汗かきで良かったこと】
①滑り止めパウダーの役割を果たし,のぼり棒を登るのが得意だった
②寒い日に手のひらから立ち上る白い湯気が超人的闘気〜オーラのように見える
③ツバなどつけなくても書類や本をめくるのが簡単便利
【最近の悩み】
40歳を過ぎたら,以前ほど汗をかかなくなりました。
上記のとおり,多汗症はメリットよりデメリットのほうがはるかに多いのですが,いざ汗をあまりかかなくなってみると,なんだか物寂しいのです。
いつもなら,しっとりしているはずの手のひらが,乾燥してかさかさ。
そういえば父も,「若い頃は多汗症で大変だったが,年をとったらさっぱり汗をかかなくなった。汗かきがうらやましい」と言っていました。
年をとると新陳代謝が落ちるのか,あまり汗もかかなくなるんですね……
あるとうっとうしいが,なくなるとさみしい。
そういえば芥川龍之介の「鼻」も,そんな内容の小説でした。
現在,多汗症で悩んでいる10代〜30代の方,安心してください。
年をとれば,多汗症はマシになります!!きっと!たぶん。おそらく……(^^;
おじいちゃんやおばあちゃんで,いつも汗びっしょりという人はちょっと聞いたことがありません。
多汗症は若さ,青春のあかし。そう前向きに捉えて,ぼちぼち楽しく付き合っていきましょう!