歯はみがいてはいけない!?〜虫歯,歯周病予防のために〜
あなたは虫歯がありますか?以前,虫歯になったことはありますか?
おそらく,1度も虫歯になったことがない人は,ほとんどいないでしょう。
かくいう私も,30歳になるまでは虫歯が1本もなかったのですが,油断がたたってその後4本も虫歯になってしまいました(涙)
本書は,「歯はみがいてはいけない」という衝撃的なタイトル。
なぜ,歯をみがいてはいけないのか?
どうやったら,年をとっても多くの歯を維持できるのか?
約30年,延べ60万人以上のお口を診てきた歯科臨床医が書いた本書は,たいへん説得力があります!
【目次】
【歯はみがいてはいけない この本を読んでほしい人】
虫歯や歯周病にかかっている人,かかったことがある人。
現在は歯の悩みはないが,年をとっても歯が維持できるか心配な人。
【歯はみがいてはいけない ポイント】
本書は,虫歯や歯周病の話にとどまらず,健康長寿の大きなポイントのひとつが口内フローラにあること,それなのに多くの人が間違った歯みがきをしていること,健康寿命を延ばすためのコツなどが紹介されています。
以下のようなショッキングな内容が説明されています。
「口の清掃状態が悪いと,必ず全身病を引き起こす」
「ブレスケア先進国アメリカでは,日本人の口臭が最も強烈」
「食後の歯みがきが商談のリスクに」
「起きてすぐの飲水はアブナイ!」
「市販の歯みがき剤はいらない」
「歯科検診が虫歯をつくる!?」
「キシリトールで虫歯になる!?」
もちろん,下記のような具体的な対策も紹介されています。
「デンタルフロスを習慣に」
「歯を守ってくれるのは唾液」
「画期的効果の『舌回し』」
「スポーツには麦茶と梅干で十分」
「『かかりつけの歯科衛生士』を持ちましょう!」
「『良い歯科医院』の見つけ方」
「健康寿命を延ばすための7カ条」
【歯はみがいてはいけない 著者】
著者は約30年,延べ60万人の口腔内を診てきた歯科臨床医。
唾液に注目した臨床歯科の第一人者として知られ,テレビ,雑誌等で多くの監修を手がけるほか,全国各地でセミナーや講演会を開催しています。
また,日本国内のみならず世界の臨床歯科事情についても随所で紹介され,幅広い視野に基づいた明快な主張は論理的根拠に基づいており,十分信頼できると思われます。
【歯はみがいてはいけない まとめ】
現在,日本では100万人以上が寝たきりになり,スウェーデンで寝たきりの人はほぼなし。
80歳で残っている歯が,日本人は10本以下,スウェーデン人は21本以上 。
著者に言わせれば,日本人の大量の寝たきりを生み出している原因は「歯」であるとのこと。
虫歯や歯周病の予防のみならず,寝たきりにならず健康寿命を延ばすため,歯を大切にケアしていきましょう!
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