映画「聲の形」感想〜知る人ぞ知る名画〜
2016年9月に公開され、第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、第26回日本映画批評家大賞アニメーション部門作品賞、第20回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞作。
公開館数は120館と小規模ながら、累計動員177万人を突破、興行収入は23億円を達成し、2016年度の日本映画全体の興収ランキングで第10位、松竹配給作品では第1位となる記録を収めた(以上ウィキペディアより抜粋)。
知る人ぞ知る評判の映画だったんですね!
最近見たアニメ映画と比較すると、「君の名は」より好みかも。
観終わった後に胸に強く残ったのは、「自分の思いが他者に伝わらない、わかりあえないもどかしさ」。
ストーリーは、耳の不自由な小学生のヒロインが転校して来て、主人公が彼女をいじめ、クラスの友人たちも密かにいじめていたところ学校側に発覚し、今度は主人公が友人たちに裏切られていじめの対象となり、やがて高校生となり再会した彼らは、、、という話です。
「いじめあるある」なのかもしれませんが、耳が不自由なため明瞭な言葉を発することができず、自身の思いをうまく伝えられないないことが、これほどつらいとは想像できませんでした。
胸に迫ってきます。。。
そして、自身の思いをうまく伝えられず、わかりあえないのは、耳が不自由でない人々も同じこと。
すれ違いを重ねていく中で、取り返しがつかない事態になるかもしれないけれど、きっと可能性はある、という希望を示してくれる素晴らしい映画でした。
映像も美しい!
「君の名は」のアニメーション技術にも感動しましたが、「聲の形」のアニメの美しさは、数多の言葉を書き連ねるよりよほど雄弁にその世界観を表現していると感じました。
私は1人で観ましたが、友人や家族、子供と一緒に観るのもよいと思います!

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- 作者: 大今良時
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/12/17
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