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ウェルビーイング・クエスター(心と体の幸せ探求者)きくっちの日記

【魂の激走の記憶】2018東北・みやぎ復興マラソンに参加して(体験談)

こんにちは。

ウェルビーイング・クエスター(心と体のしあわせ探究家)きくっちです。

 

2018年10月14日(日),東北・みやぎ復興マラソン宮城県)に参加しました。

ラソン参加は,生まれて初めての経験。

しかも,いきなりのフルマラソン

 

一般的には,まず10キロとかハーフを経験してから,フルマラソンに挑戦することが多いようです(と,いろんな先輩ランナーに驚かれた)^^;

 

が,思い切ったチャレンジをし,苦しんで苦しんで苦しみぬいたおかげで,近年稀にみる猛烈で,鮮烈で,強烈な感動を体験できました。

間違いなく,2018年トップ3に入るニュース。自分史上でも,トップ10に入るであろう出来事です。

 

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今回のマラソン参加は,友人が誘ってくれたことがきっかけです。

友人は東京,私は仙台在住ということもあり,常日頃から頻繁な交流があるわけではありませんでした。

しかし友人は,私の基礎体力や慎重な性格まで深く正確に洞察しており,「きっと参加する!きっと完走できる!」と狙い撃ちで誘ってくれたとのこと(笑)

 

友人が呼びかけてくれた結果,東京,福島,仙台から計4人の仲間が集まり,前日に夕食会を開くなど,楽しい交流を深めることができました。

友人の誘いがなければ,今回の得難い経験はなかったでしょう。本当に感謝,感謝です^^

 

あまりに感動したので,柄になく,詩で表現したくなりました(笑)

ラソン終了から約2週間。

からっぽの脱け殻状態からようやく回復し(笑),ありったけのウェットを注ぎ込みました。

少しでも感動が伝われば幸いです^^

 

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 ↑完走後に出現した奇跡の虹

 

「魂の激走」

幾度となく 鳥肌が立った

幾度となく 目頭が熱くなった

幾度となく 魂が震えた

 

人生初マラソンとなった 東北・みやぎ復興マラソン

限界と戦い 42.195キロを完走できたのは

数知れぬ 熱い魂の応援が あったから

 

ベビーカーの幼子と そろって手を振る おかあさん

はにかみ笑顔で手を差し出し ハイタッチを求める子どもたち

 

仮装して 歌って踊って 盛り上げる若者たち

橋の上のランナーに 船から立ち上がって手を振る おじさん

田んぼにポツリと立ち ありがとう,ありがとうと微笑む おばあさん

 

届いていた

一期一会のランナーと 交錯する一瞬に込められた 熱い魂のひとつひとつは

間違いなく 届いていた

 

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練習では 100キロほど走り込んだ

しかし 膝に痛みが生じ 20キロが限界

歩いても 30キロは超えられなかった

制限時間内に完走できる自信は 全くなかった

 

案の定 15キロで膝に異変

サポーターを巻き直し 鎮痛剤を飲む

 

まだ半分も来ていない 完走できるのか?

いったい 何のために 走るのか?

 

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喜び?

風を感じ 風と一体化する 喜びだろうか

天と地の間 私は一陣の透明な風となり 颯爽と駆けぬける

 

楽しみ?

復興を願う 全国のランナーと出会う 楽しみだろうか

この日この場所を目指し 13,000人の同志が集う祭典に 胸が躍る

 

怒り?

自然の暴威が 蹂躙と略奪の限りを尽した不条理への 怒りだろうか

家を返せ 命を返せ ふるさとを返せ

 

哀しみ?

未来永劫 この地に住むことの許されない現実への 哀しみだろうか

人々の 血と汗と涙を知る大地は 黙して語らない

 

感情と思念が 嵐のように荒れ狂う

痛みと疲労が全身を蝕み 視界が暗くなる

 

もう十分に頑張った もういいのではないか?

取り返しのつかない怪我でも負ったら どうするのだ?

 

足が止まり うつむき しゃがみこむ

何も見えない 何も聞こえない 何も感じない

静寂が支配する闇の世界へ 深く沈み込みゆく

 

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暗闇の中 何かが聞こえる

……れ! ……ばれ!! がんばれ!!!

ハッと 顔を上げる

 

両足を踏ん張り 真っ赤な顔で声を張り上げる 応援団の学生

大漁旗を振り あきらめるな!がんばれ!と声を枯らす おじさん おばさん

 

かわいらしいチアダンスで 全身でエールを送る 少女たち

泣きぐずる赤ちゃんを抱え 懸命に手を振る おとうさん

震災前に集落があった場所で 笑顔で飲食を提供する 転居を余儀なくされた住民の皆さん

 

刹那 アドレナリンが全身を駆け巡る

鳥肌が立ち 目頭が熱くなり 心が震える

いや 魂が震える

 

まだだ まだまだだ

肉体はほぼ限界 しかし心が その先を激しく求めている

ゆっくりと立ち上がり 前を向き 走り始める

 

少し走ると 激痛と疲労が立ちふさがる

顔がゆがみ 何度も立ち止まる

 

しかし 熱い声援が背中を押す 何度となく押す

私は 何度でも立ち上がり 何度でも走り始める

 

完走は無理かもしれない でも 行けるところまで行こう

あと1キロだけ もう1キロだけ

遥か彼方に思えたゴールが 少しずつ近づいてくる

 

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痛みは膝から股関節へ広がり 脚全体が棒のように硬直

もはや 歩くことしかできない

 

ラスト1キロ

やさしく微笑むおじいさんと 目が合う

最後だ! 根性見せろ! 走れ!

 

まったく きつい注文をしてくれる

苦笑して 最後の力を振り絞る

歯を食いしばり 懸命に腕を振り 足を引きずり ラストスパート

 

最後は 両腕を天に突き上げ 5時間37分でゴール

わずかな遅れが重なれば リミットの6時間は切れなかった

歓喜と感謝があふれ出し 涙が止まらない

 

どれだけ努力を重ねようと 一人では限界もある

しかし励まし合う 熱い魂の共鳴は 理を超えた無限の力を湧き出させる

善意の連帯のうねりは 震災も困難も 力強く乗り越えゆく

 

本当に 本当に ありがとう!!!

 

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 ↑サングラスをかけてクールなフリをしてますが,本当は大泣きしてグジャグジャのブサイクなので,外せないのです(笑)