男3人湯の旅

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私は高校時代の友人と3人で毎年温泉旅行をしています。

 

2011 熱海温泉(静岡県

2012 塩原温泉(栃木県)

2013 草津温泉群馬県

2014 箱根温泉(神奈川県)

2015 有馬温泉兵庫県

2016 いわき湯本温泉福島県

2017 那覇温泉(沖縄県

 

私は宮城、友人Aは茨城、友人Bは埼玉在住。

私は既婚、友人Aは彼女なしの独身、友人Bは彼女ありの独身。

仕事はそれぞれ別業種で、基本土日は休みなものの、繁忙期は土日関係なし。

 

要するに、高校時代友達だったという以外、現在は特段共通点のない3人が都合を合わせて旅行するのは、けっこう大変です。

 

きっかけは、私が一時期東京で働いていたので、久しぶりに再会して温泉旅行でも行こうか、という友人Aの提案でした。

高校時代も、非常に仲が良かったわけでもなく、友人Aとは卒業後もコンスタントに連絡を取っていましたが、友人Bとは卒業以来15年も会っていませんでした。

 

友人Aは、猫のようなやつです。

猫のように気まぐれで、なんと返したらいいかわからない、ツイッターのつぶやきのような「ツブヤイターメール」を、私と友人Bにだけしょっちゅう送ってきます。私も友人Bも、5回に1回くらいしか返事を返しません(笑)

そのくせ繊細で気を遣い、国内外の旅行先から土産を送ってきたり、帰省して来て私と飲む時も「家族にやってくれ」と土産物を毎回のように持参します。

 

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その猫のような友人Aが、毎年、半年以上前からあれやこれやと日程調整を始め、旅行先を決め、さっさと宿泊先や交通手段を予約してしまいます。

私と友人Bは友人Aのなすがまま、といったところです。

 

時々、「アラフォーの男3人が温泉旅行に行って何が楽しいの?毎回そんなに話すことあるの?」と妻に聞かれます。

三者には理解しがたい、きわめてまっとうな疑問だと思います(笑)

 

あらためて振り返ってみると、移動中、食事中、観光中、入浴中に何を話しているのでしょうか?

もちろん、お互いの近況報告などしますが、学生のように高いテンションで盛り上がるわけでもなく、ずっとしゃべりっぱなしでもなく、ときに沈黙が支配し、しかしその沈黙が気まずいわけでもなく、不思議な時間の流れ方です。

 

ちなみに、3人ともお酒はそこそこ飲みますが、酔っ払って乱れるタイプではなく、最後は「眠いから、そろそろ寝るか」となんとなくの雰囲気でお開きになります。

 

3人とも、それなりに仕事等の都合をやりくりして、多少無理して参加しているせいか、友人AとBは旅先で風邪で倒れたことがあります。

英気を養うため訪れた旅先で倒れるなど「いったい何のための温泉旅行だ!」という話ですが(笑)、倒れた1人を2人が懸命に看病して一晩眠ると、翌日には不思議となんとか動けるようになっています。

 

社会人になると、様々な利害関係が発生するため真の友情は築きにくい、とも言われます。

その真偽はさておき、たしかに学生時代の友人とは気兼ねなく、自然体で話せるのは本当だと思います。

 

ギブ&テイクを特に意識することなく、さりげなく、ゆるい感じで旅先の時間をともに楽しく過ごし、美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲み、ゆっくりといい湯に浸かる。

そんな、ささやかなひとときが、3人とも毎年のひそかな楽しみとなっているのは、間違いないと思います。

 

皆さんも学生時代の友人との温泉旅行、いかがでしょうか?^^