アトピー性皮膚炎の克服

私は小さい頃からアトピー性皮膚炎でした。

顔は大丈夫でしたが、首、ひじの内側、手のひら、指、ひざの裏、足の裏がひどく、小学校時代は薬をぬって包帯でぐるぐる巻きにして、ミイラ男のようになって夜寝ていました。

しかし、眠っている間にかゆくてかいてしまうので、朝起きると、すっぽり抜けた包帯の数々が布団の上に散乱していました。

 

アトピーは、とにかくかゆいのです。

かゆくてかゆくて、かくのを我慢するとストレスとなり、さらにかゆくなります。

かいた瞬間、脳から快楽物質がドバドバ出るのでしょうか、「はーっ、スッキリ!」という満足感に支配されます。

 

しかし、その直後から痛みが襲い始めます。

爪で皮膚をかいてボロボロにするわけですから、はじめヒリヒリ、次第にズキズキ、熱を持って痛み始めます。

今度は「かくんじゃなかった…」と激しい後悔が襲いかかります。

 

様々な薬や治療法を試し、いくつもの病院へも行きました。

今、思い出せるものだけでも、ステロイド、ワセリン、ドクダミの葉、スクワラン、馬油、塩水洗いなどなど。塩水洗いは、しみて辛かったですね。。。

 

かゆくて、かいて、皮膚がボロボロに剥がれ、薬を塗って、しばらくすると皮膚が再生してきて、またかゆくて、またかいて、、、というサイクルを何百回となく繰り返していると、「いつか、皮膚が再生しなくなるのではないか?」「こんな強い刺激を繰り返し与え続けたら、皮膚ガンになるのではないか?」と心配した記憶があります。

 

しかし中学生になって、一気に軽快しました。思春期を迎えて、体質が改善したのでしょうか。

バドミントン部に入って、ラケットを握る右手のひらから改善していった印象があります。

中3になる頃には、ほぼ完治。

体育の授業でバレーボールをした際、唯一完治していなかった左の手のひらから出血した血が白いボールに付着し、みんなにバレないかドキドキした記憶があります。

 

その後も左の手のひらだけは、微妙に残っています。

引越して環境が変わった時などは、ほぼすっかり治ることもありますが、数ヶ月経つと微妙に復活したり、元気で体調が良いときはひどくなったり、逆に元気がないときは軽快したり、因果関係はよくわかりません。

 

ここ数年間は落ち着いていて、こんな感じです。

手のひら真ん中の下部分に、かゆくなるツブツブの芽がわずかに残るのみです。

 

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人体最大の臓器は、肺でも腸でもなく「皮膚」といいます。

体調の変化を反映し、あるいは環境の変化に対応し、繊細なようで強靭、強靭なようで繊細な不思議な臓器です。

 

これからも、皮膚を大切にして付き合っていこうと思います。