早生まれの人たちへ

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私は3月24日生まれ。

あと10日遅かったら1つ下の学年だったという「超早生まれ」です。

 

早生まれで良かったこと

・同級生と比べて年を取るのが遅く、年齢を重ねるほど若く得な気分でいられる。

・1つ下の学年と生まれ年が同じなので、仲良くなりやすい。

・小さい頃は勉強でも運動でも劣りがちな分、柔軟性や適応能力が身につく。

 

早生まれで悪かったこと

・多くの同級生は、例えば20歳に達しているのに自分はまだという疎外感がある。

・いちいち「早生まれ」と説明しないと、1つ下の学年と誤解される。

・小さい頃は食事量、運動量、経験量の蓄積が同級生に劣るハンディが大きい。

 

要は、「良かったこと」と「悪かったこと」は裏返しなわけですが、この中でも特に強く感じるのは「運動面におけるハンディの大きさ」です。

 

例えば、4月生まれの同級生と比較すると、3月生まれの私は食べたメシの量も活動量も、ほぼ1年分少ないわけです。

当然、体も小さいし、運動神経も発達していないので、走っても、跳んでも、投げても、蹴っても、撃っても、同級生に劣りがちです。

 

その結果、「劣る」→「おもしろくない」→「やりたくない」→「ますます差が広がる」という悪循環が生じます。

 逆に4〜6月生まれの同級生は、「身体的優位性を発揮して上手にできる」→「楽しい」→「自然と練習する」→「もっと上達する」という好循環にハマります。 

事実、プロの野球選手やサッカー選手の誕生月を分析すると、4〜6月生まれが多く、1〜3月の早生まれは少ないことが、複数のデータで明確に示されているようです。

 

では、早生まれの子供は、トップアスリートを目指すことは諦めた方がいいのか?

結論から言うと、「子供によほどの才能や熱意がない限り、あるいはスポーツの種類を選ばない限り、諦めた方がいい」と思います。

 

肉体的に未熟なハンディをモノともしない天性のセンスや負けず嫌いの不屈の根性を持っていたり、早生まれなのに肉体的に早熟で十分に発達していたり、フィジカルの強さが直接的に影響しにくいスポーツ(例えば卓球、テニス、バドミントンなどのラケット系など)でない限り、無理はしない方がいいのかなと個人的には思います。

 

一方、早生まれは、運動面は厳しいとしても、勉強面では十分戦えると思います。

その理由は、肉体が一定のレベルへ達するには絶対的な物量(食事、運動、睡眠)とそれらを投入・吸収する「時間」が必要ですが、脳が一定のレベルに達するには絶対的な物量(知識、経験)は必要なものの、それらを投入する「時間」は短縮・濃縮可能と思われるからです。

 

私自身の例で恐縮ですが、小学3、4年生頃までは、特に勉強ができるような子供ではありませんでした。

2、3年生頃だったか、知能テストを受けさせられ、特に結果を知らされることはありませんでしたが、「難しくてさっぱりわからなかった」という手応えから推察するに、同学年の平均よりかなり下の惨憺たる結果だったのかもしれません。

 

ただ、小さい頃から絵本、漫画、本を読むことが大好きで、また両親と何時間でも喋り続けるような話好きの子供でした。

もちろん、友達ともよく遊んで話しましたが、話題は限られ空気を読んでセーブすることも多く、その点、遠慮なく話せる両親の方が、お互い話題が飛躍しまくって収拾がつかないながらも、アウトプットの良い機会となりました。

 

定量のインプットとアウトプットを日々繰り返す中で、今思うと、脳内のシナプスが次々と繋がって思考回路が増幅していくような感じがあり、小学5、6年に至って同級生にキャチアップし、抜き去る勢いを得た気がします。

以来、勉強に関しては、特段劣後することなく、地方の田舎の中学校とはいえ3年間首位をキープし、そこそこの高校、大学へ進学しました。

 

4月に新学期がスタートする現在の日本のシステム上、早生まれが運動にしろ勉強にしろ基本的に不利なことは、やむを得ないのかもしれません。

普通に過ごしていてはキャッチアップは難しそうですが、その不利を意識して集中投下的にインプットとアウトプットを図り、あるいはその個性を活かせる環境を選択することで、同級生と同等かそれ以上に活躍することは十分可能と思います。

 

また、おそらく、中学か高校あたりまで来れば、早生まれの不利はもはや関係ありません。

頑張ろう、早生まれ!^^